「学校の七不思議」を六つまで調べた女子生徒たちが、最後の一つを霊に聞こうと、見よう見まねで交霊術を施すうち、

メンバーの一人が犬のような唸り声をあげて教室を飛び出してしまう。

彼女は隣町で発見されるが、それまでの記憶はないと言う。

それ以外はいつもの彼女であったので一安心し、帰路につくメンバーたち。

件の教室に戻った時、走り去った少女がこうつぶやいた。

「さてと、七番目を教えてあげなくっちゃね…」

振り向いた少女の瞳は赤く輝き、その声は全く別人のものであった。



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