山小屋の4人の終わらないリレー

学生4人組が雪山登山に挑戦していたときのお話。

山の天候が悪くなり、近くにあった山荘で一晩を過ごすことにした4人でしたが、あまりの設備の悪さと寒さに凍死をしてしまうのではないだろうかという不安に襲われます。

そこで、その中のひとりが提案したのが「終わらないリレー」です。

内容は部屋の4隅にひとりずつ立ち、次の角に向かって歩き、タッチをされたら次の角へ向かうというもの。

こうすれば極限の寒さの中でも寝ることなく、さらに身体も温かさを保てるということで4人はリレーをおこないました。

しかし、後日無事下山した4人は冷静になって考えてみると、4人が1人ずつ角に向かっていくと、最初の地点には誰もいないことになります。

いないはずの５人目はいったい何者だったのでしょう。ある意味その５人目に助けられたとも言えますね。

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