指きり村


昭和50年代に実際に起きたとされる事件。

かつて炭鉱で栄えていた九州のとある村で、住民の指が次々に欠損するという事故が多発しました。

最初は農作業中に誤って草刈り機で自分の足の指を切断してしまったのですが、この出来事を境に急にこの村では不思議と、村人達の手足の欠損事故が頻発するようになったのです。

文字通り異常としか言い様の無い頻度で、手足の指をはじめ、段々と耳など体の一部が欠損する住民があらわれることになります。

近隣の町村の人達は、「何かの祟りだ」と噂し合いました。

しかし、結果として保険会社が内偵を始め、そこである事実が浮かび上がります。

それは住民ぐるみでの「保険金詐欺事件」だったのです。

実はこの村には炭鉱で栄えていた頃から国からの補助金などが支払われていたのですが、それがなくなり困った住民が、最初に指を切り落としてしまった人間の保険金の額に目を付け、自分たちも保険金を目当てに身体の一部を欠損してお金を貰おうとしたのでした。

短絡的な思考とはいえ、当時からするとかなりの額が支払われていたのではないでしょうか。



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